前回の記事「高齢者が住み慣れた街で暮すためのセミナーを開催!〈第43話〉」から続きます。

地元の行政や相談窓口、支援団体等を上手に利用するのがコツ

「高齢者が住み慣れた街で暮すためのセミナー」2022年7月28日、30日の両日、オンラインで開催されます(受講無料、1回のみの受講も可、要予約)。
今回のセミナーの見どころ・聞きどころについて、プラスライフ専属講師の佐藤 順一郎氏は次のように話をしています。

老後の暮らし。住み慣れた街で暮し続けるには

人生100年時代を迎えて、お金のこと、健康のこと、介護や医療のこと、そして家族のことなど、老後の暮らし方を真剣に考えなければいけない時代になりました。

80歳以上になると女性の83%は「おひとりさま」になるので、特に女性の方は真剣に考える必要がありそうです。「おひとりさま」として過ごすには「早めの備え」が重要になります。
その備えに向けた本セミナーについてご案内します。

ひとり暮らしのこんなお悩みありませんか?

「熱中症で体調崩したらどうしよう。もし入院なんてしちゃったら・・・」
「おひとりさま」で最も不安なのは「何かあった時に頼れる人がいるか?」ということでしょう。

新型コロナの拡大でその不安は一層大きなものになりました。

・もし新型コロナに感染したら、買い物や食事はどうしたらいいんだろう?
・入院してしまったときに、必要な手続きやペットの世話など自分ができないことはどうすれば?
・重い家具や家電を処分したり、ごみ捨てなどがしんどくなってきたときは?

介護が必要な状態であれば「介護保険サービス」で多くのことを支えてもらえるのですが、問題は「要介護」になる手前の段階です。
80歳の要介護認定率は26%程度なので、10人のうち7~8人は「介護保険以外」の支えが必要だということになります。

老後の「備え」は地域の行政サービス等を知ることから

これらのことは、「おひとりさま」になったときには、自分一人ではどうすることもできません。
地域にあるサポートの仕組みを使って支えてもらうしかないので、「地域の力を最大限に活用できるか?」ということが暮らし方に大きな影響を与えることになります。

そういう意味で、早めの「備え」で最も大事なのは「地域のことを知ること」です。
西東京市の人口は約20万人で、65歳以上の人口は約5万人、75歳以上はその半分の2.5万人です。

そして、独居の高齢者世帯や高齢者のみの夫婦世帯も増え続けているので、国や都、西東京市は必要な制度を整えたり、様々な行政サービスや相談窓口、サポートしてくれる担当者や団体があるのですが、残念ながらあまり知られていません。

その結果、ひとり暮らしとなり下記のよう不安を抱えている方が少なからずいらっしゃるように感じます。

ひとり暮らしで抱えがちなこと
  • 相談すれば解決できるのに、がまんして暮らしている
  • 不安に思わなくても良いことを、必要以上に不安に思って暮らしている
  • 西東京市でもう少し暮らせたのに、諦めて転居してしまう

終活ももちろん大事なのですが、それと同じかもしくはそれ以上に、「地域のことを知ること」は「西東京市で暮らし続けるために」とても重要なことなのです。

本セミナー「高齢者が住み慣れた街で暮らすために」申込み先

(株)イチイ 担当:野上 電話:03-5990-5091(平日10時~17時) 

または nogami@ichii-re.co.jp(Eメール)までご連絡願います。