前回のコラムに登場いただいた、横浜市内の戸建てで一人暮らしだったN(83歳女性)さん。ある日、自宅で転倒してしまい骨折、3ヵ月後に退院しましたが要介護3の認定を受け、介護付き有料老人ホームへ入居する決断をしました。
介護施設のほかに、自立型の高齢者賃貸が選ばれる時代へ
入居していた介護施設では、認知症の男性が館内を徘徊していたり、食堂でも隣りは介助を受けながら食事する女性でした。やがてNさん(83歳女性)は、少々気を病んでしまったそうです。
Nさんから私たちにご相談があったのは、そんな状況のときでした。
自立型の高齢者向け賃貸住宅に適した暮らし
ある日Nさんに「自立型の高齢者向け賃貸住宅のことはご存じですか?」とお話しました。興味を持たれたNさんを物件までご案内したところ「こういうタイプ(自立型の高齢者向け賃貸住宅)の住まいがあることは知らなかった」と驚いていらっしゃいました。
ほどなくしてNさんは、地元にある「自立型のサービス付き高齢者向け住宅」へ転居され、今は落ち着いた毎日を送っています。
自立型高齢者向け賃貸住宅」とは、高齢者が自分自身で生活を維持しながら、安全かつ快適な環境で過ごすために設計された賃貸住宅です。
この種の住宅は、エレベーターや手すり、車椅子や歩行器に適したバリアフリーの施設を備えており、緊急時の支援サービスや室内センサーが設置されているため、居住者が安心して生活を営むことができます。
さらに、同じく高齢者の入居者同士が交流できる場所も提供されており、単身者の方々にとって対人交流の機会を提供し、孤立感や孤独感を緩和する役割を果たしています。自立型高齢者向け賃貸住宅は、独立した生活を維持しながら、快適な生活が送れる住まいです。
介護施設を見学された、自立の方の感想
介護施設を見学された自立の方々の感想は、施設の運営や環境に対する素直な印象を反映しています。以下は、自立の方が見学後に述べた感想の例です。
この施設では許可がないと外出できないし、門限が夕方5時ではお友だちとディナーにも行けないわね
大浴場で知らない人と湯ぶねに浸かりたくないな。自分の部屋のお風呂に入りたいんだけど・・・
そうした声が上がるなか、最近は介護施設のほかに、自立型の高齢者向け賃貸住宅が選ばれる傾向にあります。近年は自立型の供給が増えてきたので、ユーザーの選択肢は着実に広がりつつあると思います。
当社のシニア事業部では、一人ひとりのライフスタイルに合わせた住まい探しのサポートをいたします。自立されている方から介護が必要になりそうな方まで、快適な高齢者向けの賃貸住宅をお探ししますのでお気軽にご相談ください。
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