自立から要介護5まで受け入れる高齢者向け賃貸へ

Yさん「私は都内の戸建てでひとり暮らしをしています。以前のことですが、家の中で転んで大腿骨を骨折してしまい、3ヶ月も入院するほどの大ケガを負ったんです」

そうした経験に加えて、独身のYさんには子どもや家族がいらっしゃらないため、老後への不安な思いが一層ぬぐえないのかもしれません。

Yさん「将来、要介護になったときの備えとして、私は手厚いサービスのある高齢者向け住宅へ早めに転居しておきたいんです。」

イチイ「その考え方はまったく間違っていないと思います」

但し、特別養護老人ホームなどは要介護3以上でないと入所できないのが一般的です。自立している人は、どの施設や住宅でも受け入れてくれるわけではありません。

「サービス付き高齢者向け住宅」の選択

最終的にYさんが選んだのは、自立から要介護5まで幅広く受け入れる「サービス付き高齢者向け住宅」(賃貸借契約で入居)でした。

現在は、元気な人だけが入居する自立者専用のフロアで生活していらっしゃいます。

Yさん「館内ではいつでも医療・看護・介護のサービスが受けられるので(その場合は要介護者専用のフロアへ移動)、終の棲家として安心・安全に暮らせるのがいいですね」

ひと昔前とは違い、今はさまざまな住宅や施設がありますから、ご自身に合った住み替え先が選べるようになりました。「自分らしい老後の暮らし方が選択できる時代」になったことは、本当に喜ばしいと思います。

【今回のご相談者が選んだ住まい】介護ケアの充実した「サービス付き高齢者向け住宅」(介護付有料老人ホームも併設)
〈つづく〉

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