写真:サ高住のグランドマストシリーズ

入居者の安否確認と生活相談が義務づけられる高齢者住宅

高齢者の新しい住まいとして、現在注目を集めているのが「サービス付き高齢者向け住宅」(通称:サ高住)です。この形態の住宅は、高齢者の特別なニーズに応えるために設計されており、バリアフリーな環境や介護・医療との連携など、高齢者が快適で安心して暮らせるような施設とサービスが提供されています。

■サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは
高齢の単身・夫婦世帯が安心して居住できる賃貸住宅として、行政が法律(高齢者住まい法)に基づき認定されています。

サ高住は、単身の高齢者や夫婦のみの世帯などに適しており、自立した生活を支援しながら、社会的なつながりや安全面の配慮も考慮されています。将来的には、より多くの高齢者がサ高住を選ぶことで、高齢者の住まいの安定と生活の質の向上が期待されています。

サービス付き高齢者住宅(サ高住)の特徴

サ高住とは、いわば「高齢者向けの賃貸マンション」です。必須のサービスとして入居者の安否確認(1日1回)と生活相談が法律で義務づけられていますが、原則として24時間体制での医療・介護サービスはありません。

安否確認と生活相談以外のサービスはオプションとして追加契約が必要ですが、どのようなサービスが用意されているかは住宅によって異なります。

本コラムではサ高住を深く掘り下げ、問題点をはじめ本当の実態についてレポートいたします。

〈つづく〉

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