(前回よりつづく)
「異文化に触れたい!」ラウンジに集う世界の若者たち
米国の大道芸人、ウクライナのデザイナーなど多彩な入居者
国際的なシェアハウス「J&F(ジャフ)ハウス」には、どのような入居者が暮しているのかご紹介します。
[J&F(ジャフ)ハウスとは]
J&Fとは「Japanese(日本人)とforeigner(外国人)」の略称。
「日本人と外国人が交流できる国際的なシェアハウス」というコンセプトで、すべての物件を運営しているところが最大の特徴です。
アメリカでスキューバーダイビングの指導員になる夢
ある日、「アメリカに渡ってスキューバダイビング指導員の資格取得を夢見ている」という日本人の若者が入居してきました。
彼にとって英語のマスターは必須です。
しかし、渡航費用を稼ぐために働いていて、これ以上学校に行く時間も費用もさくことができない。
そのため、生活をしながら本場の「生の英語」が学べて、しかも文化が異なる海外での生活の予行演習にもなる「J&Fハウス」は、海外で働く夢を持つ彼にとって願ってもない環境でした。
スローライフの海外から帰国「厳格な日本で暮せるかしら?」
また、長年にわたって海外でのんびりとスローライフを満喫し、帰国したばかりという日本人女性もいました。
「時間に厳格で目まぐるしい日本の社会ですから、いきなり戻るのは不安があります」
そんな彼女は、英語が使えて海外にまだいるような雰囲気のJ&Fハウスにしばらく滞在したいとのことでした。
一方、外国籍のご入居者は国籍も職業も年齢もまったく異なっていて、本当にさまざまな人たちが入居しています。
一例を挙げると、アメリカ人の大道芸人、ウクライナ人のウェブデザイナー、中国人の料理人、フィリピン人の商社マンといった多彩な人たちが一つのハウス内で生活しているのです。
<つづく>