前回に引き続き、ZEH(ゼッチ)についてお送りします。
ZEHは認知度が上がれば、入居促進の決め手!
このような環境に配慮した先進の住宅「ZEH(ゼッチ)」では、入居者のメリットはどこにあるのでしょうか。
その一つは太陽光発電の電力を使用すれば、購入する電力を削減できることです。
そして、余った電力は売ることができます(売電住戸の場合)。
このため、光熱費は一般的な賃貸住宅と比べて、およそ4割減らすことが可能です(シャーメゾンZEHの65㎡、2LDKを想定)。
光熱費はおよそ4割減らせる
これからは家庭の電気料金が大幅に上がると見込まれるだけに、節電(省エネ)を始める人たちが増えることでしょう。そのため、ゼッチは認知度が上がってくれば、入居促進の決め手になると思います。
もう一つ、ゼッチは高い断熱性能によって、通年にわたり室内が快適です。
夏は熱中症対策、冬はヒートショックの軽減や結露の防止ができます。
災害にも強く、停電のときは非常用コンセントから電気の使用が可能です(売電住戸の場合で、晴れた昼間に限る)。
CO₂排出量は約9割も削減
そんな賃貸ゼッチで暮らす入居者からは、次のような声が寄せられています。
「冬は暖かいし、夏は涼しいところがいい。真冬でもあまり暖房を使わなくなり、朝1~2時間つければ、その後も暖かいですね」
こうした取り組みの結果、CO₂排出量は一般的な賃貸住宅と比べると、およそ9割も削減できる可能性があるといいます。
普通に暮らしているだけで、温暖化防止に貢献できるのです。環境にもお財布にも優しい住まいと言えるでしょう。
前述のように、電気代をはじめ光熱費の値上げを気にするユーザーの意向は無視できません。
新築でも既存の住宅でも、もっと積極的に「省エネ対策」を進めていかなければならないと思います。
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