画像:シニア向け分譲マンション「ルミシア浦安舞浜」(浦安市)
自立した高齢者対象、バリアフリーの安心安全な住まい
ここ数年、元気な高齢者対象の「シニア向け分譲マンション」の供給が増えています。
高齢者向けの賃貸でもなく、老人ホームでもない、分譲(所有権)の住まいにはどんなニーズがあるのでしょうか。
不動産情報サービスの㈱東京カンテイが公表した調査リポートをもとにご報告します。
本調査の対象はこれまで供給された(本年までに竣工予定の物件含む)全国の98物件・約15,000戸のシニア向け分譲マンションです。
近年目立つ都市圏での供給
分譲ということは、入居者は購入して所有権を持ち、売却や相続させることができます。
ただし一般の分譲マンションと違うのは、ハード(建物)はバリアフリーなど高齢者が安全に住むことへの配慮がなされ、ソフト面では高齢者が望むさまざまなサービスを提供しているところです。
一般的には自立して生活のできる高齢者を対象にしています。
では、シニア向け分譲マンションはどんなエリアに供給されているのでしょうか。
かつては静岡県の熱海市・伊豆市などの温暖で過ごしやすく、自然豊かで温泉のある地域での供給が多数でした。
近年になると、東京・神奈川・千葉や大阪・兵庫など都市圏での供給が目立っています。
ここ2年の販売価格は全国平均4386万円
続いて、気になる販売価格について見てみましょう。
2020年以降の全国の供給物件では、専有面積が平均約60㎡、販売価格は平均4386万円です。
関東地方に限定しても、専有面積が約59㎡、価格は4245万円なので、全国平均とさほど変わりません。
そもそも2000年以降は、価格は3千万円台で落ち着いていたのですが、2020年以降になると坪単価が約240万円に上がるなど、近年は上昇傾向にあります(いずれも平均値)。
次回はシニア向け分譲マンションのサービスの内容と付帯施設などについて見てみます。
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