障がいのある子と高齢の親が暮らす『介助付き賃貸住宅』入居者募集！親亡き後のサポートとは〈第60話〉

障がいのある子（成人）と親が、サポート（介助等）を受けながら共に暮らせる賃貸集合住宅が東京・江戸川区で完成し、新しい形の住まいとして注目を集めています。障がいのある子を持つ親たちは特に、自分自身が高齢になるにつれて、子の将来のことが心配になるのが親心です。

そこで今回は、シニア世代の親と成人の子が同じ屋根の下で生活してもらい、子の介助・支援がしやすいように工夫された新しいコンセプト型住宅を紹介します。

障がいのある子と高齢の親が暮らす「ウィステリアハウス」とは

「ウィステリアハウス」は、賃貸住宅は2023年12月、東京・江戸川区の閑静な住宅地（京成小岩駅 徒歩8分）に開設され、当社イチイ シニア事業部が入居者の募集を担っております。

当ハウスは介護施設ではありません。障がい者が快適に住めるようさまざまなサポートのある賃貸住宅です。1階は車いすに適した設計、2階は親と子のほどよい距離感が保たれる安全な間取りです。

障がいのある子の将来を見据えた住まい

この物件の貸主（オーナー）である石井文恵さんは、ご自身も障がいを持つ息子さんを育ててきたといいます。
「自分が老いていくことを考えたとき、子の将来に不安を感じ、親子で暮らしながら必要なサポートを受けられる住まいがあればいいのに」と思い、当ハウスを建てました。

オーナーの石井さんは、障がいのある子が親亡き後にどうしていけばよいか、「生活を見守る視点で考えたい」と話しています。

ウィステリアハウスのサポート内容

「ウィステリアハウス」では、社会福祉士の相談や同行サポートいたします。ソフト面である「生活支援」とハード面の共用部などをご紹介いたします。

ウィステリアハウスの生活支援（ソフト面）

生活支援のサポート内容は、一般社団法人ウィステリアサポート協会の社会福祉士が実施（社会福祉士による支援）しています。

月1回の訪問	住居内で面談（30分～1時間）、地域の情報も
相談サービス	電話やSNS、事務所（対面）で実施（1時間）
同行サポート	1年間有効の「同行チケット」を3回分提供
緊急時駆けつけ	セコム㈱の24時間見守りサービス（救急車の手配、緊急連絡先に連絡）

バリアフリーの居室・共用部（ハード面）

「ウィステリアハウス」の居室や共用部は、障がいを持つ子どもをサポートしやすい設計が施されており、親にとっても安心できる環境です。バリアフリーの設計に加え、広々とした動線や安全面を考慮した設備が整っています。

また、介助が必要な場面でも使いやすい共用部や、交流スペースも備えており親亡き後も安心して暮らせる支援体制が整っていることも特徴です。

バリアフリーの居室・共用部
屋外のスロープからエントランスまで車いす可
玄関から廊下、居室までバリアフリー設計
事故防止に配慮したトイレや浴室

ウィステリアハウス 物件概要

2023年12月に完成予定の「ウィステリアハウス」は、東京都江戸川区の京成本線「京成小岩」駅から徒歩8分の静かな住宅街に位置しています。

目の前には広々とした小岩公園が広がり、お隣には中学校が隣接。少し歩けば江戸川の河川敷が広がるなど、自然豊かな環境が整っています。静かで落ち着いた環境を求める方に最適なロケーションです。

所在地	東京都江戸川区北小岩6-25-6
交通	京成本線 小岩駅 徒歩8分
総戸数	5戸
専有面積	50.1～50.13㎡
構造・階数	軽量鉄骨造・2階建て
竣工	2023年11月
賃料・共益費	143,000～147,000円 共益費：5,000円
敷金・礼金	敷金：2ヶ月、礼金：1ヶ月
契約形態	定期借家契約
貸主等	貸主：藤七、管理：積水ハウス不動産東京、設計・施工：積水ハウス、仲介：イチイ