換気扇フィルターのベタベタ汚れは、料理中の油分とホコリが重なってできるものです。放置すると汚れが固まり、フィルターやファンの掃除に時間がかかるだけでなく、換気性能の低下につながることもあります。
掃除の基本は、台所用中性洗剤と40〜50℃程度のぬるま湯です。重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性洗剤は油汚れに役立つ場合がありますが、アルミ製部品や塗装面、樹脂部品には使えない機種もあるので、必ずお使いの換気扇・レンジフードの取扱説明書を確認してください。
換気扇フィルターがベタベタになる原因
レンジフードや換気扇に付着する主な汚れの原因は、油とホコリです。料理中に出る油分を含んだ蒸気がレンジフードや換気扇に吸い込まれ、そこにホコリやチリが重なって頑固なベタベタ汚れになります。
特に、揚げ物や炒め物をする機会が多いご家庭では、フィルターや整流板、ファンに汚れがたまりやすく、本体の故障や機能低下の原因に。汚れが固まる前に、定期的に確認することで掃除の負担を減らせます。
掃除前に確認したい3つのこと
- 換気扇のタイプと取扱説明書
換気扇には、「プロペラファンタイプ」と、レンジフード内に円筒状のファンが入っている「シロッコファンタイプ」があります。外し方や洗剤の使い方は機種によって異なるため、部品を取り外す前に取扱説明書を確認しましょう。
「シロッコファン」は、無理に外すと部品の変形や破損につながる場合があります。外し方に迷ったときは無理に作業をストップしましょう。 - 安全に作業できる状態か
掃除を始める前に換気扇の運転を止め、電源プラグを抜く、またはブレーカーを切ります。調理直後は周囲が熱くなっているため、十分に冷めてから作業を行います。
- 使う洗剤が部品に合っているか
油汚れにはアルカリ性洗剤が役立つ場合がありますが、すべてのレンジフードに使えるわけではありません。素材や塗装によっては、変色・塗装はがれ・部品劣化の原因になります。洗剤の性質だけで判断せず、機器メーカーの取扱説明書を優先します。
換気扇フィルターのベタベタ汚れに使いやすい洗剤
まず、レンジフード・換気扇の種類は「プロペラファン」「シロッコファン」2つの種類があり、ファンのタイプによって掃除の方法が異なります。

| プロペラファン | 扇風機の羽のような形で、プロペラ換気扇と呼ばれている |
| シロッコファン | 主にレンジフードタイプの換気扇に取り付けられている円筒状のファン |


軽い汚れには中性洗剤、しつこい油汚れには重曹やセスキ炭酸ソーダ
どちらのタイプでも、フィルターに付着するベタベタ汚れの主な原因は油とホコリです。
そのため、汚れの程度に合わせて使いやすい洗剤を選ぶことで効率よく掃除を進められます。
軽いベタつきには中性洗剤、しつこい油汚れには重曹やセスキ炭酸ソーダを使うと、掃除がしやすくなります。
「重曹・セスキ炭酸ソーダ沸騰水」の作り方

- 水1リットルを大きめの鍋に入れ、重曹(またはセスキ炭酸ソーダ)を大さじ3杯を投入する
- 火にかけ沸騰させる
- 溶け残りがないよう混ぜる
- 沸騰したら火を止める
※アルミ・銅・真鍮鍋は黒く変色するおそれがあるため、使用を避けてください。
※重曹水を長時間沸騰させ続けると湯気に含まれた重曹でレンジフード(換気扇)が白くなります。時間をかけすぎないように注意してください。
掃除前に準備しておきたい道具

- 重曹(またはセスキ炭酸ソーダ)沸騰水
- 新聞紙
- ゴミ袋(40L程度)1枚
- ゴム手袋
- キッチンペーパー
- 割箸
- 歯ブラシ(使い古しのもの)
- ラップ
油汚れは酸性です。そこにアルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダを使うと汚れが中和され落ちやすくなります。
換気扇フィルターの掃除方法
レンジフードカバーや換気扇は、留め具を外したり、カバー自体を横にずらすだけで簡単に外せるものが多くあります。こちらでは留め具を外す手順を紹介します。
※製品により分解方法が難しい場合があります。その際は、無理に外そうとせずレンジフード(換気扇)自体に貼られている外し方の手順シール、または取扱説明書を確認してください。
換気扇フィルターの外し方
- フィルターを外す
- ベルマウス(※1)に取り付けられている蝶ネジを反時計回りに回して外す
- ベルマウスの中心にあるネジを反時計回りに回す
- ファンが落ちないように抑えながらネジとファンを取り外す

※1 ベルマウスとは・・・ファンの手前にある円盤のようなパーツ
シロッコファンの掃除手順
- レンジフード(換気扇)の電源を切り、電源プラグを抜く

- 床に汚れ防止の養生シートを敷く(新聞紙・100均のブルーシート)

- シンクにバケツを置きお湯をためる

- 外したフィルター・ファン・ネジ・部品をバケツまたは袋に入れる
- バケツまたは袋に、重曹またはセスキ炭酸ソーダ沸騰水を入れる
- 1〜2時間浸け置きする

- 割り箸や歯ブラシで汚れをこすり落とす
- お湯で汚れを洗い流す
- 本体の表面及び内部をお湯でしぼった雑巾で拭き取る
- 部品の水気を拭き取りレンジフード(換気扇)に取り付ける
※バケツ及び袋に入らない大型のパーツは、キッチンペーパーに浸して、汚れの上に貼り付け、その上からラップでカバーします。
プロペラファンタイプの掃除方法
プロペラファンタイプの換気扇の掃除方法は、シロッコファンタイプと分解方法が違うだけで使う洗剤は同じです。
プロペラファンタイプは、高い位置に設置してある場合が多いので、脚立を用意したほうが作業しやす狗なります。
- プロペラ換気扇の電源を切り、電源プラグを抜く
- 床に汚れ防止の養生シートを敷く(新聞紙・100均のブルーシート)
- シンクにバケツかゴミ袋を広げる
- カバーを取り外す。カバーはネジ止めされているもの、フック(爪)で固定しているものがありますので、形状をよく確認してから作業してください。
- プロペラのネジを外す。プロペラの中心部に留めネジがありますので、時計回りと反対に回してください。
- 項目以降は、シロッコファンタイプと同じ作業になります。シロッコファンタイプより分解組み立ては簡単ですが、樹脂製のものが多いので無理に外したりすると破損する場合がありますので、注意してください。
[所要時間目安:2時間程度]
それでも難しければ、最後は「お掃除プロ」にお問い合わせくださいませ!
⚠️ご自身で行う際、キッチンを傷つけてしまったり、強力な洗剤で健康に支障が出たりする可能性も考えられますので、無理のない範囲でやってみてください。
- Q換気扇フィルターのベタベタ汚れは重曹で落とせますか?
- A
はい、油汚れが原因のベタつきには重曹が使いやすい場合があります。ぬるま湯でつけ置きすると、汚れがゆるみやすくなります。
- Q重曹とセスキ炭酸ソーダはどちらがよいですか?
- A
軽い汚れなら重曹でも対応しやすいですが、より油汚れに強いものを使いたい場合はセスキ炭酸ソーダが向くことがあります。汚れの程度に合わせて選ぶと安心です。
- Q換気扇フィルターはどれくらいの頻度で掃除するとよいですか?
- A
料理の頻度にもよりますが、ベタつきが強くなる前に定期的に確認しておくと安心です。こまめな拭き取りだけでも、汚れの蓄積を抑えやすくなります。
- Q外せない換気扇はどう掃除したらよいですか?
- A
無理に分解せず、表面や手の届く部分をやさしく拭き掃除するのが基本です。高所作業や分解に不安がある場合は、無理をしないことが大切です。
ご家庭でもできる掃除ですが、賃貸物件では、こうした設備まわりの印象が入居者満足や退去時の状態確認にもつながります。ベタベタ汚れをため込む前に、ぜひ一度、換気扇をご確認くださいませ!
是非お気軽にご相談ください! https://plusrooms.net/contact/
