こんにちは!「お掃除プロ」です。
毎日使うトイレは放っておくと汚れが蓄積します。
「いつの間にこんなことに」とならないように、今回はお掃除プロでも行っているトイレ掃除の方法をお伝えします!

掃除手順

トイレ掃除はトイレの天井、換気扇、壁、便器本体、床の順番で行います。上から下に汚れを集めていくが原則です。

1、ビニール手袋をはめ、マスクをしてください。

2、天井換気扇は脚立があれば拭き掃除、無い場合は取手の長いフローリングワイパーで表面を拭いてくださ(シートはウェットタイプ)。棚、ペーパーホルダ、タオル掛けなども一緒に清掃します。

3、壁は濡れた雑巾で拭き掃除、汚れが付いている箇所は中性洗剤を含ませた掃除で拭き取り、洗剤が無くなるまで水拭きします。※壁クロスはビニール系に限ります。

4、便器本体はトイレタンク、便座、便器内側、ウォシュレットノズル、便器外側の順で掃除します。

5、床は雑巾かモップで水拭き、汚れがひどい場合は水を含ませたモップに、中性洗剤を少量なじませ、拭き掃除します。最後に洗剤が残らないように水拭き、乾拭きを繰り返してください。

便座の掃除

  • ビニール手袋とマスクをしください。
  • トイレタンクの掃除方法・・・タンクにはカビが繁殖します。簡単に除去する方法は、溜まっているタンク内の水にキッチンハイター(泡タイプ)を散布します。水(水位)が無いところに散布すると、水がある下に垂れていきます。散布する際は飛び散らないよう、ビニール手袋で保護しながら作業してください。散布したら20分程度放置します。後はタンク内にキッチンハイターが残らないよう、何度か水を流して完了です。
  • フタの汚れを拭き取る・・・まずは便器のフタをきれいにします。ホコリを落としてから、トイレクリーナーで拭き取るときれいになります。
  • 便座の座面を拭く・・・直接肌のふれる座面の汚れを拭く、ウォシュレットの操作盤がついている場合は一緒に拭き取ります。
  • 便座の裏面を拭く・・・便座を上げて裏側を拭きます。トイレクリーナーを折りたたんで、拭く面を変えておくと効率よく清掃できます。
  • 便器側を拭く・・・便座がふれる便器の上面の汚れを拭いて完了。

※便座の掃除に取り掛かるときは、大まかに〝上から下に拭く〟と覚えれば間違いありません。

  • ウォシュレットのノズル・・・自動洗浄機能がついているものも多いですが、流水だけで取り切れない汚れもあります。まめにチェックして、汚れがないかを確認してください。ノズル掃除ボタンを押すか、トイレクリーナーを挟んで手で手前に引き出す。汚れを浮かすため、スプレー洗剤を吹き付ける。トイレクリーナーで汚れと泡を落としたら完了。洗剤残りが不安なときは、コップ1杯ほどの水を最後にかけるか、自動洗浄機能ですすぎます。ウォシュレットは汚れやすいので、便座掃除と同じタイミングでやりましょう。
  • 便器と便座の隙間・・・ウォシュレットの便座と便器の接続部分にはすき間があり、尿の飛沫が入り込みやすくなっています。念入りに掃除して汚れを取り除きましょう。便座側面のボタンを押して便座をずらします。(ウォシュレットモデルによって便座の外し方が違います。取扱説明書をよく確認して慎重に外す)便座が取り付けられていた部分にたまる汚れをトイレクリーナーで拭き取る。乾燥させてからそのまま戻して完了。便座を落とさないように注意しながらすすめてください。
  • フタの隙間・・・便座のフタは付け根の部分にホコリがたまります。尿などの汚れがたまるわけではありませんが、見た目に悪くなるのでついでにきれいにしておきましょう。やり方は、中世洗剤を含ませた綿棒をすき間に差し込み、汚れをかき出すだけ。これで細かな場所まで取れて清潔になります。便座同様にフタを外せるモデルがあるので一度確認しておくと、今後の掃除が楽になります。

便器の掃除

便器の汚れは、水垢と尿が石灰化したアルカリ性の汚れです。カビも繁殖しますが、石灰化した汚れの上につきますので石灰化した汚れを除去できればカビも同時に落とせます。汚れは便器面にぴったり張り付いています。そのため、いかに面から剥がすことができるのかがポイントとなります。

使用する洗剤酸性洗剤が効果的です。なぜなら、アルカリ性は酸性によって中和され浮き上がるからです。そのためカルキの結晶化や尿の石灰化で固まった汚れは、酸性洗剤を選んで落とすとよいでしょう。

酸性洗剤は掃除コーナーなどで市販されています。性質に合わせた洗剤選びは基本であり、たいていの洗剤は容器裏面に表示されています。また、毒性の強いものも多いので、取り扱いには十分注意してください。

【清掃手順】

  • ビニール手袋をしてください。
  • 止水洗をとめ、水がタンクに供給されないようにします。
  • タンクのレバーを引き、水抜きをして便器に水が流れないようにします。
  • トイレットペーパーを便器内の淵、排水口付近に敷き詰めます。
  • 敷き詰めたトイレットペーパーに、スプレーボトルにいれた酸性洗剤をスプレーして染み込ませます。
  • 汚れ方に応じ浸け置きます。だいたい20~30分が目安です。酸性洗剤は毒性がありますので、必ず換気をしましょう。また、作業中はマスクと手袋を着用してください。
  • 水を流します。
  • もう一度、酸性洗剤の入ったスプレーボトルを便器内に散布します。その後、トイレブラシで便器内を擦ります。便器の淵とか隙間には100円ショップでも売っているサッシブラシが使いやすいです。
  • 水を2回くらい流して完了です。

専用の洗剤でなくても強力な洗浄効果を期待することは可能です。例えばクエン酸が有効です。食品由来であるため、比較的健康への害は少ないながら酸性の成分が石灰化汚れにもしっかり働きかけます。通常は水と混ぜてスプレーにして使用しますが、どうしても落ちない石灰化汚れには、水の量を少なくしてペースト状にして使うとさらに効果的です。汚れに塗りこんだあと、しばらく時間を置いてからこすると落ちやすいです。

石灰化して硬くなった汚れは、酸性洗剤を利用した方法であっても落ちきらない場合があります。ですが、だからといって諦める必要もありません。さらなる掃除方法を用いることで、落とせる可能性は高まります。

その方法とは、道具を使って直に削ぎ落とすやり方です。例えば、目の細かいサンドペーパーで磨いてみるとよいでしょう。粒子で物理的に削っていけるので石灰化汚れも落ちやすくなります。注意点としては、必ず目の細かいものを選ぶよう気をつけてください。目が粗いサンドペーパーの場合、石灰化汚れどころか便器そのものまで傷つけてしまう恐れがあるためです。

もう一点、金属製のノミのような道具で削る方法も効果的です。トイレの石灰化汚れ専用に売られているものもあるため掃除に取り入れてみてください。パリパリとスムーズにはがれていく場合もあり、サンドペーパーで磨くより効率的です。

ご紹介した方法でも難しければ、最後はお掃除プロにお問い合わせくださいね!

※ご自身でやりすぎて、トイレを傷つけてしまったり、強力な酸性洗剤で健康に支障が出たりする可能性も考えられますので、無理のない範囲でやってみてください。

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