近年、賃貸住宅と注文住宅のどちらでも人気を集めているのが省エネ住宅です。その代表格がZEH住宅ですが、住宅購入検討者は省エネに対してどう考え、日頃からどのようなアクションをとっているのでしょうか。
20~59歳に聞いた「普段の生活で意識する省エネ」について
不動産情報サービスのアットホーム(株)は、過去2年以内(2021年4月以降)に住宅を購入した、または現在住宅購入を検討している20~59歳を対象に、「省エネ意識に関する調査」を実施しました。今回から2回に分けて、住宅購入検討者の省エネ意識をご紹介します。
住宅購入において「省エネ」を意識したことがありますか?
はじめに、普段の生活で「省エネ」を意識したことがあるかの質問に対して、20~30代は88.0%、40~50代は92.0%が「はい」と回答しました。
では、どんな時に省エネを意識するのでのしょうか。
全世代の最多回答は「月々の光熱費が高かった時」で、40~50代は7割にのぼりました。次いで全世代で多かったのは「月々の電気・ガスの明細書を見て消費量が多かった時」で、20~30代で55%を超え、40~50代は63%という結果に。やはりランニングコストを見ると意識するようです。
「普段の生活で行う省エネ」について具体的に何をしている?
次に、具体的に「省エネ」対策として何か行動に移しているのか質問。すると、20~30代で77.0%、40~50代で88.5%となりました。約8~9割と多くの人が普段から「省エネ」を意識・行動していますが、両世代間で10ポイント以上の差がついています。上の世代になるとその傾向が高いことがわかります。
普段行っている「省エネ」対策について聞くと、以下のコメントが寄せられました。
- エアコンの温度設定を適切にする。冷蔵庫を開け閉めする回数を減らす。(20代)
- 髪を乾かす時はできるだけタオルドライしてからドライヤーを使う。ドライヤーの時間を少なくするために髪を短くする。(30代)
- 見ていないのに何となくテレビをつけるのをやめる。(40代)
- 暖房は局所だけ暖めるようにし、厚着して冬を過ごす。冷房は熱帯夜だけ使うようにする。(50代)
こまめな節電意識と、ちょっとした工夫が継続できるポイントだとコメントが物語っています。
後編では、住宅購入検討者の省エネ住宅に対する意識調査をご紹介します。次回もぜひご覧ください。
(画像元:アットホーム株式会社)
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