入居日に感謝のウェルカム・バスケット【第1編トラブル・空室 3】

「入居者満足度アップの秘策、ウェルカム・バスケット！」 入居日にちょっとした心遣いをプラスして、長期入居に繋げるアイデアをご紹介します。空室対策にもなるおもてなしの工夫が、オーナー様の物件をより魅力的に！【1分小話】『イチイのトラブル請負人』第1編

入居日に感謝のウェルカム・バスケット

空室で悩んでいるオーナー様が、こうボヤいていらっしゃいました。

オーナー様「どうしてウチの入居者は、すぐに退去してしまうんだろうね」

請負人「オーナー様、ご入居者に長く住んでもらう（空室を出さない）ことこそ、最大の空室対策なんです。あるオーナー様のお話ですが、ご入居者が引越してくる日に〝ウェルカム・バスケット〟をプレゼントしています。」

オーナー様「ウェルカム・バスケットとは何ですか？」

請負人「ウェルカム・バスケットとは、掃除セットや石けん・タオル、消臭剤といった引越し当日に必要なものを詰め合わせたカゴのことで、「ありがとうございます」と書いた手紙も添えているんです。あなたを歓迎します、という気持ちが伝わるからでしょう。ここにずっと住んでいたいな、とご入居者も話していましたね」

空室対策もハード面（建物・設備）からソフト面（サービス等）へ重点が移りつつあるようです。

ウェルカム・バスケットを作るコツ

品揃えをバランス良く	バスケットには、必需品や便利なアイテムを取り揃えましょう。清潔なタオルやシャンプー、コンディショナー、歯ブラシ、歯磨き粉、お茶やコーヒー、軽食などが喜ばれるでしょう。
地域の情報を提供	ゲストが地域の観光名所や周辺のレストラン・スーパーマーケットなどにアクセスできるような地図やパンフレットを含めると良いです。
パーソナライズする	ゲストの名前や予約の特別な理由にちなんだメッセージを添えると、より特別なものになります。
衛生面を考慮	食品などは新品を使用し、日持ちのするものを選びましょう。また、密封袋などに入れて衛生面を考慮することも大切です。
温かいおもてなし	バスケットをお部屋に置くだけでなく、チェックイン時に直接手渡すなど、温かいおもてなしを心掛けるとゲストに好印象を与えます。
フィードバックを聞く	ゲストからのフィードバックを大切にし、改善点や新たなアイデアを取り入れることで、より良いウェルカム・バスケットを提供できるでしょう。

ウェルカム・バスケットは新しい生活を始めようとする入居者にとって喜ばれることと思いますので、ぜひご検討ください。