【1分小話】つぶやく「イチイのトラブル請負人」
「コロナ禍を生き抜く」大家さん応援物語をコラムでお送りします。

広いリビングが仕事場にもなる

コロナ禍で私たちの生活は一変し、住まいに対する意識も変わってきたように思います。

大家さん「コロナで経済がダメージを受け、住み替えの需要も減っているのではないかな。不動産経営の先行きが心配です」

請負人「オーナー様、ユーザーの声を聞きますと、悲観的な話ばかりではありません。首都圏で緊急事態宣言が発令されていた5月中旬、株式会社リクルート住まいカンパニーさんが住宅購入や賃貸での住み替えを検討している約千人を対象に、アンケートを行いました。

『感染拡大の前と比べて、住宅に求める条件はどう変わりましたか?』という質問に対し、最も多い回答が『仕事専用のスペースが欲しい』24%でした。また、『部屋数が欲しい』23%、『広いリビングが欲しい』22%など、居住面積の広さに関するものが上位を占めています。

在宅勤務の影響で、部屋の需要に変化が現れる!?

在宅勤務等のテレワークが浸透する中、仕事のために部屋数やリビングを重視する傾向が見られるようです(自宅の仕事場所はリビングダイニング、との回答が55%で最多)。
『仕事の場所がない』という切実な声が挙がり、広いリビングへのニーズが高まっています。

同社の調査によると、今後(コロナ終息以降)も引き続きテレワークを行う場合は、24%が住み替えを検討しています。コロナ禍が思わぬ効果として、新たな住宅ニーズを喚起することになったようです」

ご紹介したアンケートではこの他、外出自粛(ステイホーム)に伴い、さまざまなニーズが生まれてきたことが分かりました。

〈次号へつづく〉