テレワークの影響で住まいの変化

株式会社リクルート住まいカンパニーが行ったアンケート「住宅購入や賃貸での住み替えを検討している人(約千人を対象)」では、『感染拡大の前と比べて、住宅に求める条件はどう変わりましたか?』という質問に対し、最も多い回答が『仕事専用のスペースが欲しい』と答えた方が24%もいらっしゃいました。

請負人「アンケートでその次に多かった回答は『遮音性に優れた住宅に住みたい』23%、『日当たりの良い住宅が欲しい』21%、『通風に優れた住宅に住みたい』20%など、居住の快適性を求めるものでした。

外出自粛(ステイホーム)のため1日の大半を自宅で過ごすようになると、近隣住民の生活音などが気になってきます。この4月以降、各管理会社では入居者からの騒音クレームが急増しました。ステイホームが長引いた結果、遮音性・日当たり・通風の良い、もっと快適に住めるところへ引っ越したいという声が高まっています。

そして、テレワークの普及によって今後は住みたい街の条件が変わっていくのか、業界でも注目されているテーマです。」

住宅市場も様相が一変?

アンケートでは、子どものいる世帯は『大きな公園や緑地があるところに住みたい』との希望が多く、単身世帯も『通勤利便性より周辺環境重視で住み替えたい』と望んでいました。テレワークで都心への通勤が不要になると、これからは郊外へ転居する人が増えていくのではないでしょうか。

コロナ禍を経験した後の社会は人々の意識が大きく変わり、住宅市場も様相が一変するかもしれません。しっかりと見極めていく必要がありそうです。

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