【1分小話】つぶやく「イチイのトラブル請負人」
「入居者トラブルとっておき対処法」大家さん応援物語をコラムでお送りします。

【騒音問題】2階の人のドアの音が耐えられない!

ある日、オーナー様が「耐えられないほどの生活騒音って?」と戸惑っていらっしゃいました。

大家さん「1階の入居者からクレームがきました。『2階の人の夜中と早朝にドアを開け閉めする音がうるさくて耐えられない!直接注意するのは怖いので、大家さん何とかしてほしい』と言うんだけれど・・・」

請負人「騒音トラブルへの対処は、次の3つの段階を踏んで慎重に進めることがポイントですね」

1:まず2階からの音が普通の生活音と違い、本当に耐えられない騒音なのかどうかを電話等で確認(実状を精査)する。そのうえで、「音に注意してください」との文書を全世帯に投函する 、または電話で伝える(誰が苦情を言ったのか分からないように)。

2:それでも改善しない場合は2階の問題の入居者に協力を求める形で(苦情元のことは伏せる)、音の程度を確認した後、(騒音発生源の)ドアにクッションテープを貼る 、夜間・早朝の時間帯は音に気をつけるよう口頭で注意を促すといった対策を施す。

    このような騒音トラブルは、第三者的な立場の人が両者の間に入って調整する方が丸く収まるものです。調整役として管理会社をうまく使っていくのが賢明だと思います。

    〈つづく〉