【1分小話】つぶやく「イチイのトラブル請負人」
「入居者トラブルとっておき対処法」大家さん応援物語をコラムでお送りします。

20年住んでも家賃は下がらないの?

ちょっと考え込んでいらっしゃいました。

大家さん「20年近く住んでいる入居者が契約更新のとき初めて、家賃を下げてほしい、と言ってきたんだが・・・」

請負人「長く住んでいる入居者の家賃は高く、最近の入居者の家賃は安いという逆転現象があるのはご承知の通りです。空室になると家賃を下げて募集することが多くなった今、ネット時代ですから、入居中の人も容易にそれを知ることができます」

家賃の更新時には相場などの見直しがおススメ

請負人「長期間住んでいただいている入居者に限りますが、更新のときに相場の家賃、又はそれに近い家賃に下げることが望ましいと思います。入居者の心をつかみ、退室を防ぐことにつながるでしょう。

大切なのは、どうすれば入居者に長く住んでもらえるかという視点をもつことです。空室になると家賃が入らないばかりか、内装代などのコストもかかり、オーナー様にとって得にはなりません」

契約更新のとき新賃料をどう設定するかは重要な問題で、よく考えなければならないと思います。

〈つづく〉