【1分小話】つぶやく「イチイのトラブル請負人」
「失敗しない賃貸経営の極意」大家さん応援物語をコラムでお送りします。

不動産を売るときの基礎知識

都内でアパート2棟を所有するオーナー様(82)からご相談をお受けしました。

大家さん「主人が亡くなった後、二人の子ども(兄妹)には平等に不動産を分け与えたいと考え、この2棟は親子3人で3分の1ずつの持分とする共有にしました。まあ少々心配なのは、兄妹の仲がよくないことですかね」

請負人「オーナー様、不動産を共有にしたことはよくなかったと思います。と言いますのも、共有の不動産は売るときも共有者全員の同意が必要です。自分の持分だけを売ることは実際にはできません。自分のものなのに、自分のものではないのと同じなんです。

ではどうすれば良いかですが、それぞれの共有持分を交換することをお勧めします。3人の共有になっている2棟のアパートについて、A棟は母・兄・兄の共有とし、B棟は母・妹・妹の共有にしておけば、将来はA棟が兄の単独所有となり、B棟が妹さんの単独所有となる可能性が高くなります。

そのため、兄と妹が持つA棟とB棟の持分を兄妹で互いに交換(同じ評価分で)するのが良いかと思います」

不動産オーナーが次世代へ安心してバトンを渡せるよう、弊社では相続支援コンサルタントがサポートさせていただきます。

〈つづく〉

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