住みたい街は賃貸と売買で変わるとご存知ですか? CMでおなじみの不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」は「2023年 LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング(首都圏版)」を発表しました。

このランキングの特徴は、2022年における実際の問合せ数から「ユーザーの本気で住みたい街」を算出している点。リアルで濃い意見を知ることができます。今回は「借りて住みたい街」をご紹介します。

借りて住みたい街は3年連続であの街が1位! コロナ禍の価値観がわかる結果に

「借りて住みたい街ランキング」の1位は「本厚木」

「借りて住みたい街ランキング」の1位は「本厚木」。なんと3年連続トップに輝きました。 2021年以降、コロナ禍では住むエリアに対して「都心から郊外」という動きが続いていますが、その中で3回1位になった「本厚木」の人気は本物と言えるでしょう。

借りて住みたい街ランキングMAP

2位「大宮」も昨年から変わらずのランクインですが、昨年4位だった「八王子」は今回3位にランクアップ。ベスト5までは4位「柏」、5位「三鷹」と準近郊・郊外の駅で多くが占められています。

このことから、昨年よりも賃貸ニーズは郊外化していることが明白になりました。

東京都の移動人口は、2021年・2022年ともに「転出超過」の月が多い一方で、周辺3県は「転入超過」となっています。テレワークの定着や物価高騰から「都心から郊外へ」という動きはしばらく続くと考えられます。

今回上位にランクインしている準近郊・郊外駅 の共通点は下記の通りです。

■準近郊・郊外駅の共通点
1 都心方面に鉄道の乗り換えなしで行ける、直通が可能
2 手頃な家賃相場
3 落ち着いた居住・集権環境
4 駅周辺は繁華性が高く、比較的広い。そのため、生活利便性は都心・近郊の街と大きく変わらない

郊外で賃貸経営をしているオーナー、またはこれから郊外で賃貸経営をしようとしている方はチャンスと言えます。

ネクストヒットNo.1は笹塚、次ぐ2位は意外なあの街!

急上昇ランキングは笹塚

今回のランキングには、前回から大幅ランクアップした駅が多数あります。それがこちらの「急上昇ランキング」。ランキングTOP100に入った駅のうち、最もランクアップしたのは43アップした「笹塚」でした。

新宿まで約5分、京王線・京王新線が乗り入れている高い交通利便性が魅力です。わずかに戻り始めている都心の家賃ニーズの受け皿となっていると考えられます。

借りて住みたい街 笹塚(画像:笹塚駅前)

「笹塚」に次いでランクアップしたのが埼玉県「所沢」です。実はワンルームから戸建賃貸があり、単身者からファミリー世帯までさまざまなニーズに応えられるエリアです。

また、新宿と池袋までは電車1本でアクセス可能。さらに、駅前開発が進んでおり、2024年には大型商業施設もオープン予定と、さらなる利便性が期待できるエリアです。

所沢駅西口(画像:所沢駅前)

このように1年で人気が一気に高まった街もあり、来年の動きも気になるところです。来年の結果も楽しみですね。次回は「買って住みたい街ランキング」をご紹介します。

出典元:(株)LIFULL<首都圏版> 2023年 LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング

▼ランキング 関連記事